やまねおばさんの山暮らし日記

体と心にやさしい食と暮らしを求めて山暮らしをしているやまねおばさんの日記です。

ゆでたまごのお話

ゴールデンウイークにふさわしい良いお天気が続いて、

野山は少しずつ緑をまとってきました。

毎日の変化にワクワクします。

お弁当を持ってちょっと山歩きなんてのもいいですね。

今日はお弁当にはよく登場するゆで卵のお話です。

私がひとりで勝手に喜んでいるゆで卵のお話。

な~んだ!やまねおばさん、知らなかったのお~ なんて声が聞こえてきそうなお話。

ゆで卵って、卵によってむきにくいものがありますよね。

つるんってむける時や、初めは薄皮と卵がうまくはがれなくて、なんとかソロソロとむいてなんとかなったとか、

ひどい時は表面デコボコになっちゃったり、そうなりそうな時はもう面倒なのでスプーンでくり抜いてきざんで卵サラダになんてことも!

それをおばさんになるまで何十年もこんな調子。

ところが去年新聞の読者のコラム欄に「ゆで卵はお湯からゆでれば必ずきれいにむける」とあったのです。

私は水からゆでるのが鉄則だと思っていたし、そんなお湯に生卵を入れたら殻が割れるにきまってる。

どうやればいいの?

コツがあるらしい。

① 沸騰したら、火を弱める。

② 少量の酢(安い穀物酢でOK)を入れる。これは殻が割れてもすぐに白身が固まってお湯に流れ出ないようにするため。

③ お玉に卵をのせてそっとお湯の中へ。

あとは普通にゆでるだけというもの・・・

試しにやってみてびっくり、ほんとうにきれいなツヤツヤ卵にむけました。

その後もずっとこのお湯からゆでる方法でやってますが、ほんとにはずれなし!

百パーセント!

この歳にして初めて知ることってあるんだわ!

もし知らなかったらぜひやってみてくださいね。

 

 

 

よもぎ餅(^^♪

きのう家のまわりを歩いていたら、よもぎが一面に生えていました。

やわらかそうな銀色の葉っぱを見たらこれはもう「摘まなくては!」と、ボールを取りに家に戻ってさっそく収穫。

ボールいっぱい採りました。

今日は朝からよもぎ餅作り。もち米洗って、30分おいてからホームベーカリーに入れ、おもちつきモードにしてスイッチオン!

その間にたっぷりのお湯を沸かして塩をちょっと入れ、

そこへ洗ったよもぎを入れてきれいな緑色になって柔らかくなるまでゆでたら、冷たい水にひたしてしばらくあく抜き・・・

よもぎをぎゅっと絞ってから刻んですり鉢で叩くようにすります。

そしておもちが蒸けて機械がおもちつきを始めたら、よもぎと少しの塩をちょっとずつ入れていきます。

出来上がったおもちはかたくり粉でくっつかないようにしながらちぎってまるめました。

手際が悪くて、手間がかかってしまいましたよ。

すぐに表面が乾いてきちゃいました。

それでもかわいいおもちが20個くらいできました!

さっそく味見!あくもなくてほんのりよもぎの風味がしました。

連休中なので実家へお届け、やまねおばさんのお父さんにはゆであずきをまぶして食べてもらいました~

年配で歯の弱いお父さんにはもうちょっとやわらかくても良かったかな。

それでも美味しいと言って、食べてくれました。

感謝!

昔から食べたり、お茶にしたり、お灸にしたり(もぐさはよもぎが材料なのね)と重宝なよもぎ。

食べるとどんな働きをしてくれるのか、ちょっと調べてみました。

食物繊維はホウレン草の十倍。よもぎに含まれるクロロフィルという成分は、小腸絨毛(ひだのようになったところね)の奥にたまったダイオキシン残留農薬、水銀・鉛などの有害金属を取り除いてくれる働きがあって、

しかも発がん抑制因子を増加させ、がん細胞やウイルスを阻止したり食物繊維との相乗効果で血中コレステロールの値を下げる働きもあるんですって。

昔の人は科学的なことは知らなくても、体にいい事を感じ取って利用していたのかもしれないわね。すごいなあ。

たくさんは食べられないけど、季節の味を楽しむ事ができた一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

梅が咲いた!(5月ですが・・・)

3日前の雨の朝、梅が初めて咲きました。

「初めて」は二つの初めてです。

一つは今年初めて。

もう一つは苗を植えて初めて。

だから、嬉しさも2倍です。

それにしても、この辺り標高の高い山間地ですが、桜だって咲き始めたにもかかわらず、うちの梅さんはつぼみのままで、どうしちゃったのかと心配になってきていました。

赤いつぼみが開きかけ、すこしうすピンクをまとった白い花びらがのぞいて、八重の梅でした。

さて、梅雨のころには実ができるかな?

と、はやくもとらぬたぬきの皮算用、食い気が先走っている、やまねおばさんです。

今年は梅干しを漬けたいと思い始めています。

きっと漬けるほどの量にはならないとは思いますので、(当然!)

直売所に出回ったらミックスして漬けよう。

やまねおばさんは塩だけで漬けた、口にいれたとたん顔が梅干し顔になるくらいすっぱい梅干しが大好きです。

漬物作りはあんまり得意でないやまねおばさんですが、梅干しはなんとかそれなりに食べられるように漬けることができるようになりました。

でもまだ課題が残ってます。

どうも私が漬けると色がね~~きれいじゃないのですよ・・・

真っ赤に漬けたいのに。

だから、今年の目標、

「きれいな赤い梅干しを漬ける!」

これでいきましょう。

あらあら梅の花の話のはずだったのに、食べる話になってしまいました(笑)

今日はとてもいいお天気で、ウグイスが嬉しそうにさっきから鳴いています。

そろそろ外に出てみましょうか・・・

 

 

やまねおばさんが山暮らしを始めたわけ

私こと、やまねおばさんは3年前に山暮らしを始めました。

長年の町暮らしで山への憧れがつのってきたからです。

子供のころやまねおじいちゃんに山菜採りに連れていってもらった事がありました。

それはそれは楽しくて、わらびを夢中で採りました。

それからはおじいちゃんは日曜日の朝になると私を山に連れていってくれました。

私は山に行くと活き活きしているからと言っていましたし、私も楽しくて仕方がありませんでした。

私の山と自然好きはず~っと変わりませんでした。

さて、山へ越してきての3年の間にはいろんなことがありました。

大雪で3日間通りまで出られない時もありました。来る日も来る日も雪かきをして、筋肉がしっかりついてしまいました。

どうやら私は冬眠できないやまねのようです(!)

その分春の訪れはほんとうに待ち遠しくて、そして素晴らしいものでした!

まず小川のせせらぎの音が大きくなってきます。

小鳥がにぎやかに、ほんとうに嬉しそうに鳴くんです。

雪の間からふきのとうがのぞいて、春の味を楽しめるようになります。

それからは、こぶしが枝に灯りをともしたように純白の花を咲かせ、山桜、芽吹きと続きます。

私もみんなもすべてが待ち望んでいた春を喜びます。

そんな自然の中にいるうち、いままでの食生活のままでは自分が調和していないような感覚になり、いつのまにか季節のものなど体と心が元気になるものを求めるようになっていました。

新しい発見やおいしくて体や心が元気になる食べ物や料理のことなど、日々つづっていきたいなと思っています。