やまねおばさんが山暮らしを始めたわけ
私こと、やまねおばさんは3年前に山暮らしを始めました。
長年の町暮らしで山への憧れがつのってきたからです。
子供のころやまねおじいちゃんに山菜採りに連れていってもらった事がありました。
それはそれは楽しくて、わらびを夢中で採りました。
それからはおじいちゃんは日曜日の朝になると私を山に連れていってくれました。
私は山に行くと活き活きしているからと言っていましたし、私も楽しくて仕方がありませんでした。
私の山と自然好きはず~っと変わりませんでした。
さて、山へ越してきての3年の間にはいろんなことがありました。
大雪で3日間通りまで出られない時もありました。来る日も来る日も雪かきをして、筋肉がしっかりついてしまいました。
どうやら私は冬眠できないやまねのようです(!)
その分春の訪れはほんとうに待ち遠しくて、そして素晴らしいものでした!
まず小川のせせらぎの音が大きくなってきます。
小鳥がにぎやかに、ほんとうに嬉しそうに鳴くんです。
雪の間からふきのとうがのぞいて、春の味を楽しめるようになります。
それからは、こぶしが枝に灯りをともしたように純白の花を咲かせ、山桜、芽吹きと続きます。
私もみんなもすべてが待ち望んでいた春を喜びます。
そんな自然の中にいるうち、いままでの食生活のままでは自分が調和していないような感覚になり、いつのまにか季節のものなど体と心が元気になるものを求めるようになっていました。
新しい発見やおいしくて体や心が元気になる食べ物や料理のことなど、日々つづっていきたいなと思っています。